株式会社 未来技術研究所


反重力研究
E  =  m c 2

これは高校生以上の人ならおなじみの、

「質量(グラム単位)はそれに光速度の平方を乗せた値のエネルギーに等しい」

という”質量・エネルギー公式”だ。
Eはエネルギー、mは質量、cは光速度である。

一方、ニュートンの万有引力の法則は、次の公式で表される。

f  =  k ( mm' /  r 2

ただし、f は二つの物体間に働く引力、rはその距離、mとm’はそれぞれの質量、kは
定数だ。普通”引力の逆二乗則”と呼ぶ。
さて、ここでmとm’ 相互作用(引力)は、質量・エネルギー公式によって
エネルギーE、エネルギーE’の相互作用に置き換えることができる。 すなわち、

m  =  E  /  c 2       m'  =  E'  /  c 2

これを”引力の逆二乗則”に代入すると、次のようになる。

f'  =  k ( EE' /  c 4 r 2

この式から誰でもわかる事は、もし EかE’ のいずれかがマイナスなら f(引力)も
マイナスとなることだ。つまり、マイナス・エネルギーの物体とプラス・エネルギーの物体間に働く引力は、逆方向への反発力、−”逆重力”ということになる。
しかも、反物質の存在を予言した理論物理学者ポール・デュラックによって、粒子も反物質もプラスとマイナスのエネルギー間の往復運動(エネルギー揺動)を行っている事が確認されている。
マイナス・エネルギーは数学上だけでなく、物理学的にも存在しうるのだ。
このマイナス・エネルギーの反発力は”反重力”と呼ばれる。
まず、”人工重力場推進”のカギは電磁力にある、と書くと矛盾しているように聞こえるかもしれないが、そうではない。

UFOデータの中で、もっとも科学的解明の手掛かりとなるのは、第二種接近遭遇−UFOが周囲の環境にさまざまの物的証拠を残してくれるケースだが、その分析から一番確実にいえるのは、UFOが電磁場を帯びている事だ。車のエンスト、停電、電波妨害などのいわゆる”電磁効果”がそれを裏付けてくれる。

UFOの推進原理が”人工重力場推進”ならば、こうしたUFOの電磁波は、意図的であるなしにかかわらず、”重力場エンジン”の駆動にともなう副次効果という可能性が一番高いだろう。

すなわち、重力と電磁力とは何らかの相互関係にある、といえるわけだ。重力と電磁力との関係は、物理学上もっとも厄介な問題の一つで、両者を統一原理で説明しようという試みはまだ成功していない。
あのアインシュタインも、「宇宙の二大構造物がそれぞれ独立した存在で、お互いに何の関係もないなどと信じる事は、理論的精神にとって耐え難い」といって、その(統一場理論)の完成に取り組んだが、遂に果たせずに世を去っている。

それでも、重力と電気力との相互作用とおぼしき現象を、実際的に発見した科学者がアメリカの電気工学者トマス・タウンゼント・ブラウン博士である。
学生時代に師の天文・物理学者ポール・A・ビーフェルド教授(オハイオ州デニソン大学)と共同で、不思議な電気作用を発見し、それを彼は”重力制御のてがかり”と信じた。

”ビーフェルド=ブラウン効果”と呼ばれるその作用は、コンデンサーに高電圧をかけると発現する。コンデンサーが電荷を帯びると、つねに陰極から陽極へと力が働いて、陽極が上ならコンデンサーは軽くなり、下なら重くなる。その割合は100分の1ほどと判明したのだ。重量が1パーセントほど増減する−これこそ”電気が重力に作用する”証拠として、博士は以後”電気重力学”と自ら命名した研究に打ち込むが、認める学者はほとんどいなかった。

 
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